家計簿は意味ありません その理由は4つあります

お金の話

家計簿は意味がありません。
なぜなら毎日細かく管理しても意味がないからです。

大切なのは使えるお金がいくらあって、毎月何にいくらお金が必要かを把握するだけで家計簿をつけなくても自然と貯蓄や節約ができます。

ファイナンシャルプランナー2級の僕が家計簿に意味がない理由と効率的なお金の管理方法を徹底解説します。

そもそも家計簿ってなに?

一般的に家計簿とは一家の収入と支出を記録する帳簿のことです。

例えば今日はスーパーで何円使った、今日は外食して何円使ったなどを記録していきます。

最近は物価上昇に伴い、今まで細かく管理していなかった家計を見直そうと家計簿をつけ始める人が増えています。

家計簿つけて日々のお金の出入りを管理することで無駄が無いかなどをチェックするために家計簿が用いられます。

なぜ家計簿をつける必要があるのか

先週の○日のスーパーでの買い物でいくら使ったか、パッと答えられ人は少ないでしょう。

そういった日々のお金の出入りを記録するために家計簿つける必要があります。

家計簿をつけることで、何にいくらお金を使っているかがわかりやすくなり記録にも残るので、あとから振り返るとができます。

家計簿をつけることで節約に繋がるは間違い

しかし家計簿つけていく中で気を付けなければならないことがあります。

家計簿をつけたからといって節約に繋がることはありません。

家計簿を有効的に活用するためには、そこから導き出される無駄や改善案を見つけることです。

家計簿をつけることで満足してしまい、日々のお金の出入りを記録しているだけでは意味がありません。

ただただ労力だけが発生してしまい、貴重な時間を無駄に使うことになってしまいます。

家計後が意味ない理由

家計簿をつけるだけでは意味がない理由は4つあります。

こちらを読んでいただければ家計簿に意味がない理由がわかると思います。

それでは、それぞれ詳しく解説していきたいと思います。

家計簿が意味ない理由その1:労力がかかる

まず一番の理由は労力がかかることです。

日々のお金の出入りを1つずつ細かく記録していくことはとても大変です。

一昔前であれば、完全現金だけの世の中だったので管理しやすかったかもしれませんが、今ではクレジットカード決済やQRコード決済が多用されている世の中です。

現金の支出、クレジットカードの支出、QRコードの支出をそれぞれ細かく管理していくことはとても大変です。

更にクレジットカード決済やQRコード決済は支払いタイミングが実際の支出のタイミングとずれているので、実際に現金が動くタイミングを把握することが難しいです。

その為、日々の収支を家計簿で管理するのは意味がないというか現実的に難しいと思います。

家計簿が意味ない理由その2:続かない

2つめの理由は続かないことです。

家計簿をつけるには労力がかかります。

初めの1か月は気合でやり切れるかもしれませんが、2か月目、3か月目とだんだん熱が冷めてしまい結局は続かないパターンが多いのではないでしょうか。

せっかく家計簿をつけても続けられなければ意味がありません。

家計簿が意味ない理由その3:一人だけの力では無理がある

一人で生活している方は当てはまりませんが、家庭がある方は全員分の支出を管理する必要があります。

世帯収入と世帯支出をしっかり管理しなければ、結局家計簿が中途半端になってしまい何を記録しているかわからなくなってきます。

おそらく記録している家計簿の収支と、実際の現金の収支が合わなくなってしまいます。

家族全員の協力を得ながら収支を管理するのには限界があります。

そういった意味でも家計簿つけることを推奨されている家庭こそ、逆に家計簿をつける意味がないと思います。

家計簿が意味ない理由その4:手段が目的にすりかわってしまう

最後に家計簿が意味ない最大の理由は、家計簿をつけることで満足してしまうことです。

元々、節約や家計の見直しのためにはじめた家計簿がいつしか記録することが目的になってしまいます。

手段が目的にすり替わってしまい、家計簿つけることがゴールでその先に進むことを忘れがちです。

そうなるのであれば、わざわざ労力や時間をかけて家計簿をつける意味がありません。

家計簿が意味ないならどうすればいいのか?

家計簿が意味ない理由を4つ挙げましたが、それでは何をしたらいいの?と困る方も多いと思います。

安心してください!

面倒な家計簿をつけなくても節約につながるお金の管理方法を伝授します。

まずは収入額を把握しましょう

まず始めにこれをやってください。

世帯収入額を把握することです。

最近では夫婦でもお互いの全収入を共有しないで、毎月必要なお金をそれぞれが出し合っている家庭もあります。

そういった家庭でも、1か月の出し合う合計金額を固定しましょう。

また、残業代やシフト制で毎月の収入が一定ではない場合は、昨年の手取り年収をベースに12分割して毎月のおおよその収入額の想定額を算出します。

次に毎月の支出額を算出しましょう

毎月の収入額が固定できたら、次は想定支出額を算出します。

家計簿は必要ないと言いましたが、1か月だけはざっくりでいいので家計簿をつけることをおすすめします。

1か月のだいたいの支出額の合計がわかればいいです。

細かく記録する必要はありませんのでご安心ください。

固定費と変動費をわけましょう

例えば夫婦、子供1人の3人家族の1か月の支出の合計が30万円だとしましょう。

ざっかくりでいいのでこの30万円を固定費と変動費に分類します。

固定費とは毎月必ず発生する決まった支出です。

例えば家賃、ローン、お小遣い、習い事代、サブスク費(ネットフリックスやamazonプライムなど)、食費、保険代、新聞代、NHK、ネット代、ケータイ代などが固定費に分類されます。

変動費とは使用料などによって費用が変わってくる支出です。

例えば光熱費、娯楽費、外食費用、冠婚葬祭などが変動費に分類されます。

厳密には家庭によって固定費にできる費用もあれば、変動費に分類される費用もありますので柔軟に考えてもらえればいいです。

支出管理表を作ればOK

支出額を固定費と変動費に分類できたら、最後はそれぞれ1か月にどれだけ使っているか表にまとめます。

家賃10万円、お小遣い(夫婦合計)6万円、子供習い事1万円、サブスク5千円、食費5万円・・・。

変動費は月によって変わってくると思いますので、ざっくりの金額を想定しておけば大丈夫です。

こうして書き出したそれぞれの支出の合計と始めに集計した1か月の合計支出がだいだい同じになればOKです。

振り返りは1年に1回だけ

1か月の固定費と変動費が分類できたら、それぞれ用の財布を作ります。

財布じゃなくても銀行のATMに備えてある封筒でもOKです。

封筒に家賃、お小遣い、習い事・・・と全ての固定費と変動費の名目と金額を書いていきます。

そして、その封筒に先ほど算出したそれぞれの想定金額を入れておきます。

あとは使うときにその封筒に入っているお金を使っていけばいいだけです。

スーパーで買い物するときは食費の封筒からお金を出します。

始めのうちは封筒の中のお金が足りなくなったり余ったりすると思いますが、この取り組みを半年ぐらい続ければ何にいくらお金を使っているか一目でわかりますし、目標金額を設定することができます。

ある程度安定してしまえば生活環境が大きく変わらない限りは、年に1回のメンテナンスで全然大丈夫です。

まとめ

いかがでしょうか。

家計簿に意味がない理由とその代わりに何をすればいいのか参考になったでしょうか。

家計を管理して節約をしたいのであれば、使った金額を集計するのではなく何にいくらお金を使うかを始めに決めてしまうことが重要です。

目標を設定して結果が出て、次に改善につなげることができます。

結果だけを見ても、目標がなければ改善の余地がありません。

家計簿つけるだけでは結果の集計でしかありませんので、あまり意味がないです。

まずは想定支出額や目標金額を設定するところから始めていき、少しずつ修正しながら節約に繋げていきましょう。

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